環境・社会活動KIDS-シェフレポート

新潟市立両川小学校 [2024年10月23日]

KIDS-シェフレポート 新潟市立両川小学校
KIDS-シェフに向けて、食材について学び、メニューを考えてきた児童は、新潟の秋の味覚「かきのもと」(食用菊)、ブランド豚「越後もち豚」や、地元農家で育てられたぶどうや梨など、地元食材を多く使用したメニューを完成させました。 1時間という決められた時間の中で、しっかりと料理を完成させた子供たちには、全シェフのサイン入り修了証が送られました。

シェフの紹介今回お手伝いいただいたシェフのみなさんです。

三國 清三 オテル・ドゥ・ミクニ(一般社団法人 国際食文化交流協会代表理事)
赤松 健二 ピノロッソ(島根県)
藤谷 幸司 レストラン キャプテン(山口県)
塘 泰三 ザ・ロイヤルゴルフクラブ(茨城県)
井川 江身子 ザ・ロイヤルゴルフクラブ(茨城県)
宮崎 寛之 ホテルマウント富士(山梨県)
◆協賛◆ タカノ食品株式会社

当日の様子

事前学習~メニューの発表まで

地元食材
新潟の秋の味覚「かきのもと」(食用菊)、ブランド豚「越後もち豚」、地元農家で育てられたマイハート(ぶどう)や梨の他、やわ肌ねぎ、グリーンレタス、サニーレタス、しめじ、ミニトマト、タマネギ、さつまいも、ほうれん草、じゃがいも、にんにく、パクチー、塚田牛乳バター、ベーコンなど、すべてのメニューに多くの地元食材を使用しました。以前、梨作りを体験したこともあり、両川の梨がこれまで食べた中で1番美味しいと思うと児童からのコメントもありました。
KIDS-シェフレポート 地元食材KIDS-シェフレポート 地元食材
味覚の授業
KIDS-シェフの授業は三國シェフの講義から。
味を感じる「味蕾」について、それが最も発達するのが8歳~12歳であること、「五味」についてなどをクイズも交えながらお話いただきました。事前学習をしっかり行ってきたこともあり、「五味」すべて回答することが出来ました。
KIDS-シェフレポート 味覚の授業
魚の五枚おろしデモンストレーション
今回は特別に、魚料理で使用するカレイを藤谷シェフに五枚おろしにしていただきました。あっという間にきれいに五枚おろしにしてしまうシェフの包丁さばきに児童は見入っていました。
KIDS-シェフレポート 魚の三枚おろしデモンストレーション
世界三大珍味の体験
世界三大珍味であるトリュフ・フォアグラ・キャビア。
KIDS-シェフでは、世界三大珍味を、見て・嗅いで・食べて、体験します。生トリュフの香りにやや渋い顔をしている児童もいました。生トリュフをまずは食べ、その後は世界三大珍味をすべて作った1皿をシェフが調理し、喫食します。「キャビアはいくらみたいだった」、「フォアグラは苦かったけど美味しかった」、「トリュフは生と調理後での違いを感じられた」などの感想が児童から聞かれました。
レストランで出したら1皿3万円くらいはするよというシェフのコメントに児童は驚いていました。
KIDS-シェフレポート 世界三大珍味の体験KIDS-シェフレポート 世界三大珍味の体験
メニューの発表
メニューを考案した理由や料理への想い、食材について調べたことなどを児童からシェフに発表しました。1班8分という限られた時間の中で、シェフを相手に少し緊張気味の児童でしたが、しっかりと説明を行いました。
KIDS-シェフレポート メニューの発表

調理実習

01
調理開始前には、各班サポートいただくシェフと、調理手順、役割分担について打合せを実施。その後、スタート!という三國シェフの発声で調理を開始します。調理時間は1時間。片付けも含めてやらなければダメという三國シェフの言葉に、児童は声を掛け合いながら、チームワークよく取り組みました。
KIDS-シェフレポート 調理実習01
02
前菜班は、宮崎シェフにご担当いただきました。 サーモンを切る、焼く、かきのもとの下処理・調理、梨ドレッシング作りなど、工程はたくさん。7人の児童で手際よく取り組みました。盛付は全員で協力して仕上げました。
KIDS-シェフレポート 調理実習02
03
スープ班は、赤松シェフにご担当いただきました。 野菜がたくさん入ったスープなので、具材のカットが大変でした。お皿の盛付用には、玉葱とさつまいもでソースを作りました。
KIDS-シェフレポート 調理実習03
04
魚班は、藤谷シェフにご担当いただきました。 シェフが五枚おろしにしてくださったカレイをカリッとフライパンで焼きます。料理に添えたマッシュポテトの数は50個!熱々のマッシュポテトをうちわであおいで冷まし、皆で協力して丸めました。
KIDS-シェフレポート 調理実習04
05
肉班は、塘シェフにご担当いただきました。 大きいサイズの梨をカットし、お肉がやぶれないように丁寧に巻き、焼きます。お肉の焼き方を塘シェフに教わった児童は、最後には1人で焼けるようになっていました。
KIDS-シェフレポート 調理実習05
06
デザート班は、井川シェフにご担当いただきました。 1時間という限られた中で固めるため、今回はアガーを使用。ぶどうゼリー、マスカットソース、梨ソース、生クリームの泡立てと調理工程はたくさんありましたが、協力して進めました。
KIDS-シェフレポート 調理実習06

試食~修了証授与

試食&講評
調理したすべてのメニューを喫食します。KIDS-シェフを楽しみにしてきた児童からは、「とてもおいしく出来た」「盛り付けの難しさを感じた」という声が聞かれました。先生からも、かきのもとの新しい食べ方を知ることが出来たとコメントをいただきました。シェフからは、料理の味はもちろんのこと、児童のチームワークの良さがよかったと評価されました。
KIDS-シェフレポート 試食&講評
修了証授与
シェフからの講評も全ての班が満点となり、一人ひとりに全シェフのサイン入り修了証が手渡され、シェフ全員と握手を交わしました。シェフから児童への修了証授与後には、サプライズで児童からシェフにも感謝状が贈られました。
KIDS-シェフレポート 修了証授与

完成

今回調理したメニュー

01前菜サーモンとカキノモト両川産レタスをそえて
お花畑をイメージしたサラダです。かきのもと、サーモン、いくらでお花を表現し、三國シェフのアドバイスにより梨ソースをかけました。サーモンの焼き加減が高評価でした。 KIDS-シェフレポート 今回調理したメニュー01
02スープ新潟市産の野菜たっぷりポタージュ・クレール
新潟市にはおいしい野菜があることから考案したメニュー。フランス料理らしい見た目にしたこともこだわりです。シェフから、おかわりするほど美味しいと評価されました。 KIDS-シェフレポート 今回調理したメニュー02
03魚料理やなぎがれいのコンフィ 両川産トマトとエディブルフラワーを添えて
柳カレイはパリパリに、マッシュポテトはやわらかく、食感も意識して考案しました。ジェノベーゼソースも手づくりです。調理時間を考慮して今回はフライパンで調理するコンフィ風にしました。 KIDS-シェフレポート 今回調理したメニュー03
04肉料理肉と梨のコラボ 両川産のフルーツをそえて
以前、梨作りを学んだことから、両川の名産品である梨を新潟のブランド豚「越後もち豚」で巻きました。お皿は、梨ソース、マスカットソース、ハート形のブドウ(マイハート)で彩りました。 KIDS-シェフレポート 今回調理したメニュー04
05デザートブドウゼリーに両川産のなしソースを添えて
2種類のぶどう(巨峰とマスカット)を使用したゼリーです。マイハートを飾り、かわいく仕上げました。お皿には梨ソースを添えています。 KIDS-シェフレポート 今回調理したメニュー05

※ KIDS-シェフは株式会社ヤヨイサンフーズの登録商標です。

子どもたちの声

KIDS-シェフに参加した子どもたちの声をご紹介いたします!

KIDS-シェフレポート 子どもたちの声
  • 初めて食べた三大珍味は、独特の味や風味がしておいしかったです。

  • 自分たちが作った料理に100点をもらえて嬉しかったです。

  • シェフに教えてもらって、お肉をうまく焼けるようになりました。

  • 「おいしい」という言葉がいっぱい聞こえてきて嬉しかったです。

  • これからも家でたくさん料理をしたくなりました。

KIDS-シェフへのご参加、
ありがとうございました!!

SDGs